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a day in the life 庵里直見 フォーナイン 99.99tt |
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意識サイズの違いと行動
先日、花見をしてきました。晴天と気温23度という暖かさにも恵まれ、散り行く桜を十分に堪能することができました。集まったのは7人で、私たちは幸運なことに公園に備え付けの大きなテーブル席に座れたのです。その大きなテーブルがいっぱいになるほどのご馳走と楽しい話題で、この春最高の一日となりました。出席者の皆さんありがとうございます。
さて、その時、私たちのテーブルの近くで面白いことがありました。
一人の男性が場所取りを始め、大きなシートを敷いたのです。そして缶ビールを開け一気に飲み干すと横になってしまったのです。 |
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そしてその5メートルほど横でも、同じように場所取りを始めた大学生くらいの女性がいました。 彼女は自分がシートを敷こうとした辺りをじっと眺めています。そして落ちている小枝や石を拾い始めました。ひとしきりその作業が終わるとようやく彼女はシートを敷いたのです。そしてシートの上に座ると、今度は手でシートの上を撫で始めたのです。神経を手のひらに集中して彼女は目では見えなかった小石や小さな枝を探していました。そして探り当てた小石や小枝をシートを剥がしながら一つ一つ丹念に取り除いていきました。彼女は30分くらいその作業を続けたのです。
私はその作業を見ながら、彼女の細やかな心遣いに感心していました。
二人のこの違いはどこから来るのでしょうか。
一般的に考えれば優しさの違い、思いやる心の違いということができるでしょう。
しかし、フォーナインには違った見方があります。
それは意識のサイズの違い。
これはその人の意識が大きな部分に注がれるのか、小さな部分に向いているのかの違いなのです。 さっさとシートを敷くと寝てしまった男性が決して劣っているのではありません。彼にとって重要なのは場所をとるということなのです。それ以外は些細なこと。彼はそう感じているのです。丹念に小石や小枝を取り除いていた彼女にとって大事なのは、場所とりよりも座って痛くないかどうかということなのです。どちらが優れているということではない。優劣ではなく、違いだと考えています。もし、小石や枝を取り除いてほしいのなら、彼に頼むことが間違っているのです。誰にでも得手、不得手はあるものなのですから。
それは10年計画を立てるのが上手い人と、毎日の計画を立てるのが上手い人との違いのようなものです。 全体像を組み立てるのが上手い人と、細部に目の行き届く人との違いともいえます。
面白いことにこの両方の能力をバランス良く備えている人というのは少ない。多くの人はそのどちらかに偏っているものなのです。 優劣があるとするならば、その場面場面によって求められている能力に合致した時でしょう。状況に応じた能力が、その時には優れているといえることはあるかもしれません。
しかし、基本的に「違い」であって、「優劣」ではないとフォーナインでは考えているのです。言わば個性。
決して相手を羨むことはないし、自分を卑下する必要もありません。もしどうしても相手の能力のほうが優れているように思えるなら、学べばいいのです。
どんなことでも学べるし、人はいつでも成長できる。 人間は強く思えば変わることができる。
フォーナインはそう考えています。
もちろん自分を変えるための効果的な方法もあります。
それはまた機会がありましたらご説明させていただきますね。
それにしてもいろいろなことを考えさせられる花見でした。 いい一日を過ごすことができました。 桜に感謝です。 |
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