a day in the life　庵里直見　フォーナイン　99.99tt

不思議な押し花

先日、声楽家でもあり、押し花作家としても活躍なさっている木下久美子さんとお目に掛かりました。

木下さんは高齢者の方々にも歌を教えていらっしゃいます。

「“私は高い声が出ない”と言う方がいらっしゃいますが、そんなことはありません。“必ず素晴らしい声が出ますよ”と申し上げます。そして少し咽の使い方をご説明すれば、それだけで皆さん、二音くらいは声域が広がるのです。喜ばれますよ。それが嬉しくて。一人でも多くの方に幸せになってもらいたいと思ってかれこれ20年ほど活動を続けています」

そうおっしゃる木下さんはとても笑顔が素敵で明るい雰囲気の女性。本当に周りの方を幸せにする力に溢れていらっしゃいます。

押し花もいろいろなところで教えていらしゃって、休みの日などないそうです。

松阪尚子さんの作品「水仙の香り」。川のほとりに咲く水仙。琳派の屏風絵のようですね。

春風に揺れる藤の花。こんな景色が一年中楽しめるなんて・・・。黒沢義子さんの作品です。

関ハルさんの「夜桜」。本当にライトアップされた桜を見るようです。

「ひまわり」。イタリアの名画のワン・シーンが蘇ります。堤泰子さんの作品です。

作者の方がガーデニングを楽しんでいる様子が目に浮かびますね。黒川真弓さんの作品です。

「でも、それが楽しいのです。90歳の方も勉強されています。そしてとても素晴らしい作品を作っておられます。それを拝見すると、実は私が皆さんからエネルギーを頂いているんだなあと感じますね」

木下さんがなさっている押し花は特殊な乾燥剤を使うそうで、花の色がそのまま残っています。私が知っている押し花とは全く別物で、とても押し花には見えません。生け花のようでもあり、写真のようでもあり、何とも不思議な世界なのです。

自分のイメージを拡げて、風景を作りだしている作品は本当に目の前にその景色が広がっているかのような錯覚に陥ります。

また琳派の世界を表現した作品は素晴らしく、尾形光琳がこれを見たら何というのだろう、と感じました。

結婚式のインビテーション・ボードは、見ているだけで幸せを感じさせてくれます。ブーケをそのままの美しさで残すこともできるので、差し上げるととても喜ばれるそうですよ。

その気持ちは理解できますね。女性は本当に嬉しいことでしょう。

歌も花も人生を豊かにし、人々を幸せにするもの。木下さんにはピッタリ！

2月13日に挙式された近藤さんのウェディング・ボード。末長くお幸せに！

花柄のパッケージが、いかにも木下さんらしいですよね。

何とも繊細ですね。色が生花のように鮮やかに残っています。

そんな木下さんですが、「若い頃は人生の後半なんて、楽しくないのだろうな」と思っていらしたとか。ところが「今がすごく楽しい」とおっしゃいます。

こうした木下さんのライフ・スタイルが、周囲の人を幸せにするのでしょう。

この日は、「イチロー選手の言葉に学ぶセルフ・コーチング」をお読み頂いた感想を文章にまとめていただいて、私も感激しました。

しかも、バレンタインのチョコレートにトラの金色のオブジェ、そして押し花もいただきました。

「この本も人を幸せにするものですよね」というお言葉まで・・・。

私たちフォーナインも、そう考えて活動しています。人生を堪能するためのTips集と言えるかもしれません。

ありがとうございます。改めてお礼を申し上げます。

金色のトラのオブジェ。迫力ありますよね。これで幸せをトラえられる！